「診る力」を磨く第一歩 - 医療面接・フィジカルアセスメント実習がスタート!
集合研修が始まって約1か月。6月からは「医療面接」と「フィジカルアセスメント」の実習がスタートしました。
研修生は2人1組になり、特定看護師役と患者役を交代しながら、ロールプレイ形式で実践的な学びに取り組んでいます。
医療面接の実習では、患者さんとの信頼関係を築きながら、症状や生活背景などの適切な情報を引き出し、わかりやすく伝える力を身につけました。指導医のフィードバックを通して、対話の進め方や説明の工夫にも理解を深めています。
フィジカルアセスメントでは、事例をもとに、初対面から身体診察へと進むまでの流れを繰り返し練習。
患者さんから得た情報を整理し、サマリーステートメントとして簡潔にまとめ、言語化する力の習得にも取り組みました。こうしたプロセスを通して、「聴く力」「引き出す力」「伝える力」が養われています。
今後は、身体診察の具体的な技術を一つひとつ学びながら、「診る力」の向上を目指していきます。
現場で求められる判断力と実践力を身につける学びが、いよいよ本格化しています。
- 特定看護師によるデモストレーション(右:患者役、左:特定看護師役)
- 腹痛で来院した患者の問診中
- 各ペアでロールプレイを実施
- サマリーステートメントを医師に伝える練習